2026年版 / シャープ vs 日立 ドラム式比較
シャープ vs 日立 ドラム式洗濯機を比較
乾燥1回の消費電力量は870Whと1,570Wh。約1.8倍の差が、10年使う家電では効いてきます。
🔮
最強マッチ分析チーム
性格診断データに基づく相性分析
結論:どっちを選ぶべき?
毎日乾燥まで回すならシャープ ES-G11C、それ以外なら日立 BD-SV120JLです。判断はこの一行でほぼ決まります。
公式仕様の乾燥1回あたり消費電力量はシャープ870Wh/日立1,570Whで約1.8倍の差があり、31円/kWhで換算すると1回あたり約27円と約49円。毎日回せば年間約8,000円の差になり、電気代の面ではシャープが有利です。ところが乾燥が週2〜3回なら電気代の差は小さく、その場合は本体価格の差(Amazonで最新を確認)を含めた総額で判断することになります。
ちなみに乾燥にかかる時間は逆転します。日立は洗濯~乾燥98分、シャープは約170分。日立の方が72分速い。省エネと速さは、この2機種ではトレードオフの関係にあります。
シャープ ES-G11C 洗濯11kg/乾燥6kg・ヒートポンプ VS
日立 BD-SV120JL 洗濯12kg/乾燥6kg・ヒーター スペック比較表
| 比較項目 | シャープ ES-G11C | 日立 BD-SV120JL |
| 洗濯/乾燥容量 | 11kg/6kg | 12kg/6kg |
| 乾燥方式 | ヒートポンプ乾燥 | ヒーター乾燥(温度センサー) |
| 消費電力量(洗濯~乾燥) | 870Wh | 1,570Wh |
| 消費電力量(洗濯のみ) | 80Wh | 78Wh |
| 標準所要時間(洗濯~乾燥) | 約170分 | 98分 |
| 標準所要時間(洗濯のみ) | 約43分 | 35分 |
| 標準使用水量(洗濯) | 84L | 88L |
| 標準使用水量(洗濯~乾燥) | 54L | 公式で確認できず |
| 運転音(洗い/脱水/乾燥) | 26/37/40dB | 34/48/37dB |
| 乾燥フィルターの手入れ | 自動お掃除(ブレードがダストボックスへ) | らくメンテ=フィルターレス(月1回) |
| 洗浄方式 | マイクロ高圧洗浄 | ナイアガラ洗浄+温水洗浄 |
| 仕上がり機能 | プラズマクラスター | 風アイロン(高速風でシワ伸ばし) |
| 洗剤・柔軟剤自動投入 | 公式で確認できず | 搭載 |
| 本体幅(ホース類を除く) | 596mm | 600mm |
| 外形寸法(ホース含む・幅×奥行×高さ) | 640×728×1,104mm | 620×716×1,065mm |
| 質量 | 約79kg | 約81kg |
※シャープの数値は公式仕様ページ、日立の数値は公式特長ページおよび価格.comのスペック表に基づきます(2026年8月4日確認)。「確認できず」は当該ページで見つけられなかった項目で、性能が劣ることを意味しません。所要時間・消費電力量は各社の標準コース・定格容量での測定値で、実際の運転条件により変わります。
🔍 6つのポイントで徹底比較
この記事で一番大事な数字です。公式仕様の洗濯~乾燥1回あたり消費電力量は、シャープ870Wh/日立1,570Wh。約1.8倍の開きがあります。
電力量料金の目安単価31円/kWhで換算すると、1回あたり約27円と約49円。差は約22円です。1回では小さく見えますが、毎日乾燥まで回すと年間で約8,000円。
差が出る理由は乾燥方式です。日立のヒーター乾燥は電熱線で空気を温める方式で、構造が単純な代わりに電力を多く使います。シャープのヒートポンプ乾燥はエアコンと同じ原理で空気中の熱を移動させ、除湿しながら低温で乾かすため消費電力が小さくなります。低温で乾かす方式です。
ただし前提を確認してください。この差が効くのは「乾燥まで回す回数が多い場合」だけです。洗濯のみの消費電力量は80Whと78Whでほぼ同じ。乾燥を週2〜3回しか使わないなら年間の差は3,000円前後にとどまり、本体価格の差を電気代で取り戻せるかは、Amazonの最新価格で確認してください。
省エネの代償として、シャープは時間がかかります。標準所要時間は洗濯~乾燥でシャープ約170分、日立98分。日立が72分速い計算です。洗濯のみでも43分と35分で日立が上回ります。
これはヒートポンプとヒーターの性質の差です。ヒーターは高い熱を一気に投入できるぶん速く、ヒートポンプは低温でじっくり乾かすぶん遅い。省エネと速さは、この2機種では素直にトレードオフになっています。
実用面では使い方次第です。夜に回して朝取り出すなら170分でも困りません。逆に「帰宅後に回して寝る前に取り込みたい」「子どもの体操着を明日までに」という使い方が多いなら、98分と170分の差は毎回のストレスになります。
ドラム式で最も多い不満が「乾燥のたびに乾燥フィルターのホコリを取るのが面倒」です。この2機種はどちらも対策済みですが、解き方が正反対です。
シャープは「乾燥フィルター自動お掃除」——乾燥終了後にブレードが自動で動き、フィルターに溜まったホコリをダストボックスに集めます。加えて乾燥ダクト・洗濯槽・ドアパッキンも自動掃除の対象です。フィルターは残したまま、掃除を機械にやらせる発想。
日立は「らくメンテ」——乾燥フィルターそのものをなくしました。乾燥時のホコリや糸くずは3つの自動おそうじで次の洗濯運転時に洗い流され、大容量糸くずフィルターに集約されます。手入れは約1か月に1回で済みます。掃除する対象を消してしまう発想です。
どちらも毎回の作業からは解放されます。ただしゼロにはなりません。シャープはダストボックスを、日立は糸くずフィルターを、いずれ空にする必要があります。「完全にメンテナンス不要」ではない点は共通です。
ここで先に、カタログを読むうえでの落とし穴を共有します。洗濯機の「幅」には2種類あります。本体そのものの幅と、排水ホースや手掛けを含んだ外形寸法です。この2つは数センチ違い、混同すると判断を誤ります。
実際、本体幅はシャープ596mm、日立600mmで、むしろシャープの方が4mm狭い。ところが外形寸法で比べるとシャープ640mm(幅は排水ホースを含む)、日立620mm(手掛け・ホース取付部を含む)となり、日立が20mm有利に逆転します。Amazonの商品名にシャープ「幅59.6cm」、日立「本体幅60cm」と書かれているのは前者の数字です。
実用上より効くのは高さかもしれません。シャープ1,104mm(給水ホース含む)に対し日立1,065mmで、約4cmの差。洗濯機の上に棚や吊り戸棚、窓、給水栓がある間取りでは、この4cmで入る入らないが決まります。奥行は728mmと716mm。なおシャープは公式に、防水パンは内寸奥行540mm以上、排水ホースの取り出しに壁から10cm以上のスペースが必要としています。
買う前に必ず実測してください。測るべきは3か所です。①防水パンの内寸(奥行も)、②蛇口(給水栓)の高さと洗濯機上部の余白、③搬入経路(玄関ドアの幅・廊下・曲がり角・階段)。ドラム式は約80kgあり、階段搬入や吊り上げ搬入は追加費用の対象です。この確認を飛ばすと、届いた日に設置できず返送という最悪の事態が起こります。
日立は「ナイアガラ洗浄」(大流量の循環シャワーと押し洗い・たたき洗い・もみ洗いの組み合わせ)に加え、温水洗浄を備えます。皮脂汚れや黄ばみは水温を上げると落ちやすくなるため、温水コースの有無は実用的な差です。
さらに「風アイロン」——大容積のドラム内で衣類を舞い上げ、高速風でシワを伸ばしながら約65℃の低温で乾燥させる機能を持ちます。アイロンがけの回数を減らしたい人にとっては、電気代より優先度が高い機能になり得ます。
シャープは「マイクロ高圧洗浄」でガンコな汚れに対応し、プラズマクラスターを搭載。洗えないものの消臭・除菌に使える点は独自の強みです。ただし洗浄・仕上がりまわりの装備数では日立が上回ります。
洗剤・柔軟剤の自動投入も日立は公式に搭載。シャープは公式の仕様表・特長ページのいずれでも記載を確認できませんでした(記載がないことは性能が劣ることを意味しません)。
運転音はシャープが洗い26dB/脱水37dB/乾燥40dB、日立が洗濯34dB/脱水48dB/乾燥37dB。シャープは公式に「業界最高水準 低騒音」を掲げています。
特に差が大きいのは脱水の37dBと48dBです。デシベルは対数尺度なので、11dBの差は体感でかなり大きく響きます。集合住宅で夜間や早朝に回す人、寝室が洗面所に近い間取りの人にとっては、この項目が決定打になることもあります。
ただし乾燥時だけは日立の37dBがシャープの40dBを下回ります。乾燥は運転時間が長いため、夜通し乾燥をかける使い方ならこちらも無視できません。「洗い・脱水はシャープが静か、乾燥は日立がわずかに静か」と整理してください。
🏆 おすすめ製品
シャープのイチオシ シャープ
ES-G11C-SL(洗濯11kg/乾燥6kg)
👍 良い点
- 乾燥1回870Whのヒートポンプ。日立の約1/1.8で年約8,000円安い(毎日使用時)
- 洗い26dB/脱水37dBの静音設計。夜間の運転に強い
- 乾燥フィルター・ダクト・槽・ドアパッキンまで自動お掃除
👎 気になる点
- 洗濯~乾燥に約170分かかる(日立比+72分)
- ホース込みの外形が幅640mm×高さ1,104mmと日立より大きい
- 洗剤自動投入は公式に記載を確認できず
Amazonで詳細を見る 価格・在庫は2026/10/4 16:16時点楽天市場で見る 日立のイチオシ 日立
ビッグドラム BD-SV120JL(洗濯12kg/乾燥6kg)
👍 良い点
- 洗濯~乾燥98分。シャープより72分速い
- らくメンテで乾燥フィルターそのものが無い(手入れは月1回)
- 風アイロンでシワを伸ばしながら乾燥。洗剤自動投入も搭載
- 外形が幅620mm×高さ1,065mmと、シャープより一回り小さい
👎 気になる点
- 乾燥1回1,570Wh。毎日回すと電気代が年約8,000円多い
- 脱水音48dB。集合住宅の夜間運転には向きにくい
- 洗濯~乾燥時の使用水量が公式で確認できなかった
Amazonで詳細を見る 価格・在庫は2026/10/4 16:16時点楽天市場で探す 電気代の差はいつ価格差を追い越すか
乾燥1回の電気代はシャープが約22円安い。乾燥の使用頻度別に、年間の電気代の差を計算しました。
| 乾燥の使用頻度 | 年間の電気代差 |
| 毎日(年365回) | 約8,030円 |
| 週4回(年208回) | 約4,580円 |
| 週2回(年104回) | 約2,290円 |
| 月2回(年24回) | 約530円 |
※電力量料金の目安単価31円/kWh(公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会)で、公式仕様の消費電力量差700Wh/回から算出した概算です。実際の電気代は契約プラン・時間帯・運転条件で変わります。使用頻度が少ないほど、電気代の差は小さくなります。
❓ よくある質問
Qシャープと日立のドラム式、結局どっちが安く使えますか?
A乾燥1回の消費電力量は公式仕様でシャープ870Wh、日立1,570Whと約1.8倍差。31円/kWhで1回あたり約27円と約49円、差は約22円です。毎日乾燥まで回すと電気代の差は年約8,000円になります。逆に週2〜3回なら差は小さく、本体価格の差(Amazonで最新を確認)を含めた総額で判断します。使用頻度で答えが変わります。
Qヒートポンプ乾燥とヒーター乾燥は何が違いますか?
A熱の作り方が違います。ヒーター乾燥は電熱線で空気を温める方式。構造が単純で乾燥が速い反面、電力を多く使い温度も高くなりがちです。ヒートポンプ乾燥はエアコンと同じ原理で空気中の熱を移動させ、除湿しながら低温で乾かします。消費電力が小さく、低温で乾かす方式です。本記事でもシャープ870Wh対日立1,570Whと差が出ていますが、時間は日立98分対シャープ約170分で逆転します。
Qドラム式の乾燥フィルター掃除は本当に面倒ですか?
A従来機は乾燥のたびにホコリを取る必要があり、ドラム式で最も多い不満のひとつでした。本記事の2機種はどちらも対策済みですが方法が違います。シャープはブレードが自動でホコリをダストボックスへ集める「乾燥フィルター自動お掃除」、日立は乾燥フィルターそのものをなくした「らくメンテ」で手入れは約1か月に1回。ただしどちらもゼロにはなりません。シャープはダストボックス、日立は糸くずフィルターをいずれ空にする必要があります。
Qうちの防水パンに置けますか?
A先に実測してください。その際、洗濯機の「幅」には本体幅とホース込みの外形寸法の2種類がある点に注意を。本体幅はシャープ596mm、日立600mmでほぼ同じですが、外形寸法ではシャープ640mm、日立620mmと日立が20mm有利です。高さはシャープ1,104mm、日立1,065mmで約4cm差。上部の棚や給水栓と干渉することがあります。シャープは公式に防水パン内寸奥行540mm以上、壁から10cm以上を求めています。測るべきは①防水パンの内寸、②給水栓の高さと上部の余白、③搬入経路の3点。質量79kgと81kgで階段搬入は追加費用の対象です。
Q洗剤の自動投入はどちらにありますか?
A日立 BD-SV120JLは液体洗剤・柔軟剤の自動投入を公式に搭載しています。シャープ ES-G11Cについては公式の仕様表・特長ページのいずれでも記載を確認できませんでした(記載がないことは性能が劣ることを意味しません)。必須条件なら購入前に商品ページで直接ご確認ください。なお自動投入は計量から解放される便利な機能ですが、洗剤を頻繁に変える人や粉末・おしゃれ着洗剤を併用する人には使いどころが限られる場合もあります。
Qドラム式はAmazonで買っても大丈夫ですか?
A購入できますが、本体価格がそのまま支払総額にはなりません。約80kgの大型家電で、設置には給水・排水・アース接続が必要です。標準設置サービス付きの出品と本体のみの出品があり、後者は業者を別途手配することになります。買い替えなら旧洗濯機のリサイクル料金と収集運搬料金が別途かかります(家電リサイクル法の対象品目)。階段搬入・吊り上げ搬入も追加費用です。設置とリサイクルまで含めた総額で比較してください。
📝 まとめ
シャープ ES-G11C(洗濯11kg・乾燥6kg)と日立 ビッグドラム BD-SV120JL(洗濯12kg・乾燥6kg)。日立は洗濯容量が1kg大きく、選択の分かれ目は乾燥1回の消費電力量が870Whと1,570Whで約1.8倍違う点です。
この差は31円/kWh換算で1回約22円。毎日乾燥まで回すなら電気代の差は年約8,000円。週2回程度なら差は小さく、本体価格の差を含めた総額で判断することになります。「乾燥を毎日使うか」の一点で答えが変わる——これが本記事の結論です。
一方で省エネの代償は時間です。洗濯~乾燥は日立98分に対しシャープ約170分。速さと省エネはトレードオフになっています。加えて日立には風アイロン・温水洗浄・洗剤自動投入があり、装備数では上回ります。シャープは洗い26dB/脱水37dBの静音性が明確な武器です。
最後にひとつ、機能より先に確認すべきことがあります。防水パンの内寸と搬入経路です。その際、カタログの「幅」が本体幅なのかホース込みの外形寸法なのかを必ず見分けてください。本記事の2機種も、本体幅では596mmと600mmでほぼ互角なのに、外形寸法では640mmと620mmに開きます。約80kgの家電が届いてから置けないと分かるのが、この買い物で最も痛い失敗です。メジャーを持つところから始めてください。