2026年版 / シャープ vs 日立 ドラム式比較

シャープ vs 日立 ドラム式洗濯機を比較

乾燥1回の消費電力量は870Whと1,570Wh。約1.8倍の差が、10年使う家電では効いてきます。

比較対象
2商品
価格帯(本体)
¥159,800〜¥176,874
比較項目
6項目
最終更新
2026年8月
🔮
最強マッチ分析チーム
性格診断データに基づく相性分析

結論:どっちを選ぶべき?

毎日乾燥まで回すならシャープ ES-G11C、それ以外なら日立 BD-SV120JLです。判断はこの一行でほぼ決まります。

本体価格はAmazon実売で日立¥159,800、シャープ¥176,874。日立が約17,000円安いです。しかし公式仕様の乾燥1回あたり消費電力量はシャープ870Wh/日立1,570Whで約1.8倍の差があり、31円/kWhで換算すると1回あたり約27円と約49円。毎日回せば年間約8,000円の差になり、本体の価格差は約2年で逆転します。ところが乾燥が週2〜3回なら回収まで5年前後かかるため、その場合は日立が総額で有利です。

ちなみに乾燥にかかる時間は逆転します。日立は洗濯~乾燥98分、シャープは約170分。日立の方が72分速い。省エネと速さは、この2機種ではトレードオフの関係にあります。

シャープがおすすめな人

  • ほぼ毎日、乾燥まで回す人(電気代の差が年約8,000円)
  • 夜に洗濯する人(洗い時26dBの静音設計)
  • 衣類を高温で傷めたくない人(ヒートポンプの低温乾燥)
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日立がおすすめな人

  • 乾燥は週数回、初期費用を抑えたい人(約17,000円安い)
  • 洗濯を早く終わらせたい人(洗濯~乾燥98分)
  • アイロンがけを減らしたい人(風アイロン)/洗剤自動投入が欲しい人
🛒 日立 BD-SV120JL を見る →
シャープ ドラム式洗濯乾燥機 ES-G11C-SL シャープ ES-G11C 洗濯11kg/乾燥6kg・ヒートポンプ
VS
日立 ビッグドラム BD-SV120JL 日立 BD-SV120JL 洗濯12kg/乾燥6kg・ヒーター

スペック比較表

比較項目シャープ ES-G11C日立 BD-SV120JL
洗濯/乾燥容量11kg/6kg12kg/6kg
乾燥方式ヒートポンプ乾燥ヒーター乾燥(温度センサー)
消費電力量(洗濯~乾燥)870Wh1,570Wh
消費電力量(洗濯のみ)80Wh78Wh
標準所要時間(洗濯~乾燥)約170分98分
標準所要時間(洗濯のみ)約43分35分
標準使用水量(洗濯)84L88L
標準使用水量(洗濯~乾燥)54L公式で確認できず
運転音(洗い/脱水/乾燥)26/37/40dB34/48/37dB
乾燥フィルターの手入れ自動お掃除(ブレードがダストボックスへ)らくメンテ=フィルターレス(月1回)
洗浄方式マイクロ高圧洗浄ナイアガラ洗浄+温水洗浄
仕上がり機能プラズマクラスター風アイロン(高速風でシワ伸ばし)
洗剤・柔軟剤自動投入公式で確認できず搭載
本体幅(ホース類を除く)596mm600mm
外形寸法(ホース含む・幅×奥行×高さ)640×728×1,104mm620×716×1,065mm
質量約79kg約81kg
Amazon実売¥176,874¥159,800

※シャープの数値は公式仕様ページ、日立の数値は公式特長ページおよび価格.comのスペック表に基づきます(2026年8月4日確認)。「確認できず」は当該ページで見つけられなかった項目で、性能が劣ることを意味しません。所要時間・消費電力量は各社の標準コース・定格容量での測定値で、実際の運転条件により変わります。

🔍 6つのポイントで徹底比較

1

乾燥の電気代:シャープの勝ち(1.8倍差)

この記事で一番大事な数字です。公式仕様の洗濯~乾燥1回あたり消費電力量は、シャープ870Wh/日立1,570Wh。約1.8倍の開きがあります。

電力量料金の目安単価31円/kWhで換算すると、1回あたり約27円と約49円。差は約22円です。1回では小さく見えますが、毎日乾燥まで回すと年間で約8,000円。本体価格の差17,074円は約2.1年で逆転します。

差が出る理由は乾燥方式です。日立のヒーター乾燥は電熱線で空気を温める方式で、構造が単純な代わりに電力を多く使います。シャープのヒートポンプ乾燥はエアコンと同じ原理で空気中の熱を移動させ、除湿しながら低温で乾かすため消費電力が小さくなります。低温で乾かせることは、衣類の縮みや傷みが起きにくいという副次的な利点にもつながります。

ただし前提を確認してください。この差が効くのは「乾燥まで回す回数が多い場合」だけです。洗濯のみの消費電力量は80Whと78Whでほぼ同じ。乾燥を週2〜3回しか使わないなら年間の差は3,000円前後にとどまり、価格差の回収に5年前後かかります。

2

乾燥にかかる時間:日立の勝ち(72分速い)

省エネの代償として、シャープは時間がかかります。標準所要時間は洗濯~乾燥でシャープ約170分、日立98分日立が72分速い計算です。洗濯のみでも43分と35分で日立が上回ります。

これはヒートポンプとヒーターの性質の差です。ヒーターは高い熱を一気に投入できるぶん速く、ヒートポンプは低温でじっくり乾かすぶん遅い。省エネと速さは、この2機種では素直にトレードオフになっています。

実用面では使い方次第です。夜に回して朝取り出すなら170分でも困りません。逆に「帰宅後に回して寝る前に取り込みたい」「子どもの体操着を明日までに」という使い方が多いなら、98分と170分の差は毎回のストレスになります。

3

フィルターの手入れ:引き分け(解き方が違う)

ドラム式で最も多い不満が「乾燥のたびに乾燥フィルターのホコリを取るのが面倒」です。この2機種はどちらも対策済みですが、解き方が正反対です。

シャープは「乾燥フィルター自動お掃除」——乾燥終了後にブレードが自動で動き、フィルターに溜まったホコリをダストボックスに集めます。加えて乾燥ダクト・洗濯槽・ドアパッキンも自動掃除の対象です。フィルターは残したまま、掃除を機械にやらせる発想。

日立は「らくメンテ」——乾燥フィルターそのものをなくしました。乾燥時のホコリや糸くずは3つの自動おそうじで次の洗濯運転時に洗い流され、大容量糸くずフィルターに集約されます。手入れは約1か月に1回で済みます。掃除する対象を消してしまう発想です。

どちらも毎回の作業からは解放されます。ただしゼロにはなりません。シャープはダストボックスを、日立は糸くずフィルターを、いずれ空にする必要があります。「完全にメンテナンス不要」ではない点は共通です。

4

設置サイズ:日立の勝ち(ただしカタログの読み方に注意)

ここで先に、カタログを読むうえでの落とし穴を共有します。洗濯機の「幅」には2種類あります。本体そのものの幅と、排水ホースや手掛けを含んだ外形寸法です。この2つは数センチ違い、混同すると判断を誤ります。

実際、本体幅はシャープ596mm、日立600mmで、むしろシャープの方が4mm狭い。ところが外形寸法で比べるとシャープ640mm(幅は排水ホースを含む)、日立620mm(手掛け・ホース取付部を含む)となり、日立が20mm有利に逆転します。Amazonの商品名にシャープ「幅59.6cm」、日立「本体幅60cm」と書かれているのは前者の数字です。

実用上より効くのは高さかもしれません。シャープ1,104mm(給水ホース含む)に対し日立1,065mmで、約4cmの差。洗濯機の上に棚や吊り戸棚、窓、給水栓がある間取りでは、この4cmで入る入らないが決まります。奥行は728mmと716mm。なおシャープは公式に、防水パンは内寸奥行540mm以上、排水ホースの取り出しに壁から10cm以上のスペースが必要としています。

買う前に必ず実測してください。測るべきは3か所です。①防水パンの内寸(奥行も)、②蛇口(給水栓)の高さと洗濯機上部の余白、③搬入経路(玄関ドアの幅・廊下・曲がり角・階段)。ドラム式は約80kgあり、階段搬入や吊り上げ搬入は追加費用の対象です。この確認を飛ばすと、届いた日に設置できず返送という最悪の事態が起こります。

5

洗浄力と仕上がり:日立の勝ち(装備が厚い)

日立は「ナイアガラ洗浄」(大流量の循環シャワーと押し洗い・たたき洗い・もみ洗いの組み合わせ)に加え、温水洗浄を備えます。皮脂汚れや黄ばみは水温を上げると落ちやすくなるため、温水コースの有無は実用的な差です。

さらに「風アイロン」——大容積のドラム内で衣類を舞い上げ、高速風でシワを伸ばしながら約65℃の低温で乾燥させる機能を持ちます。アイロンがけの回数を減らしたい人にとっては、電気代より優先度が高い機能になり得ます。

シャープは「マイクロ高圧洗浄」でガンコな汚れに対応し、プラズマクラスターを搭載。洗えないものの消臭・除菌に使える点は独自の強みです。ただし洗浄・仕上がりまわりの装備数では日立が上回ります。

洗剤・柔軟剤の自動投入も日立は公式に搭載。シャープは公式の仕様表・特長ページのいずれでも記載を確認できませんでした(記載がないことは性能が劣ることを意味しません)。

6

静音性:シャープの勝ち(洗い時8dB差)

運転音はシャープが洗い26dB/脱水37dB/乾燥40dB日立が洗濯34dB/脱水48dB/乾燥37dB。シャープは公式に「業界最高水準 低騒音」を掲げています。

特に差が大きいのは脱水の37dBと48dBです。デシベルは対数尺度なので、11dBの差は体感でかなり大きく響きます。集合住宅で夜間や早朝に回す人、寝室が洗面所に近い間取りの人にとっては、この項目が決定打になることもあります。

ただし乾燥時だけは日立の37dBがシャープの40dBを下回ります。乾燥は運転時間が長いため、夜通し乾燥をかける使い方ならこちらも無視できません。「洗い・脱水はシャープが静か、乾燥は日立がわずかに静か」と整理してください。

電気代の差はいつ価格差を追い越すか

本体価格はシャープが17,074円高く、乾燥1回の電気代はシャープが約22円安い。この2つが釣り合う地点を、乾燥の使用頻度別に計算しました。

乾燥の使用頻度年間の電気代差価格差17,074円の回収
毎日(年365回)約8,030円約2.1年
週4回(年208回)約4,580円約3.7年
週2回(年104回)約2,290円約7.5年
月2回(年24回)約530円回収前に寿命が来る

※電力量料金の目安単価31円/kWh(公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会)で、公式仕様の消費電力量差700Wh/回から算出した概算です。実際の電気代は契約プラン・時間帯・運転条件で変わります。洗濯機の寿命は一般に7〜10年程度とされ、修理用部品の保有期間もこの範囲です。週2回以下の使用なら、電気代の差より本体価格差の方が大きいと考えてください。

❓ よくある質問

Qシャープと日立のドラム式、結局どっちが安く使えますか?
A

本体はシャープ¥176,874、日立¥159,800で日立が約17,000円安いです。ただし乾燥1回の消費電力量は公式仕様でシャープ870Wh、日立1,570Whと約1.8倍差。31円/kWhで1回あたり約27円と約49円、差は約22円です。毎日乾燥まで回すと年約8,000円の差になり、価格差は約2年で逆転します。逆に週2〜3回なら回収に5年前後かかるため日立が総額で有利。使用頻度で答えが変わります。

Qヒートポンプ乾燥とヒーター乾燥は何が違いますか?
A

熱の作り方が違います。ヒーター乾燥は電熱線で空気を温める方式。構造が単純で乾燥が速い反面、電力を多く使い温度も高くなりがちです。ヒートポンプ乾燥はエアコンと同じ原理で空気中の熱を移動させ、除湿しながら低温で乾かします。消費電力が小さく衣類が縮みにくい一方、本体価格は高くなる傾向。本記事でもシャープ870Wh対日立1,570Whと差が出ていますが、時間は日立98分対シャープ約170分で逆転します。

Qドラム式の乾燥フィルター掃除は本当に面倒ですか?
A

従来機は乾燥のたびにホコリを取る必要があり、ドラム式で最も多い不満のひとつでした。本記事の2機種はどちらも対策済みですが方法が違います。シャープはブレードが自動でホコリをダストボックスへ集める「乾燥フィルター自動お掃除」、日立は乾燥フィルターそのものをなくした「らくメンテ」で手入れは約1か月に1回。ただしどちらもゼロにはなりません。シャープはダストボックス、日立は糸くずフィルターをいずれ空にする必要があります。

Qうちの防水パンに置けますか?
A

先に実測してください。その際、洗濯機の「幅」には本体幅とホース込みの外形寸法の2種類がある点に注意を。本体幅はシャープ596mm、日立600mmでほぼ同じですが、外形寸法ではシャープ640mm、日立620mmと日立が20mm有利です。高さはシャープ1,104mm、日立1,065mmで約4cm差。上部の棚や給水栓と干渉することがあります。シャープは公式に防水パン内寸奥行540mm以上、壁から10cm以上を求めています。測るべきは①防水パンの内寸、②給水栓の高さと上部の余白、③搬入経路の3点。質量79kgと81kgで階段搬入は追加費用の対象です。

Q洗剤の自動投入はどちらにありますか?
A

日立 BD-SV120JLは液体洗剤・柔軟剤の自動投入を公式に搭載しています。シャープ ES-G11Cについては公式の仕様表・特長ページのいずれでも記載を確認できませんでした(記載がないことは性能が劣ることを意味しません)。必須条件なら購入前に商品ページで直接ご確認ください。なお自動投入は計量から解放される便利な機能ですが、洗剤を頻繁に変える人や粉末・おしゃれ着洗剤を併用する人には使いどころが限られる場合もあります。

Qドラム式はAmazonで買っても大丈夫ですか?
A

購入できますが、本体価格がそのまま支払総額にはなりません。約80kgの大型家電で、設置には給水・排水・アース接続が必要です。標準設置サービス付きの出品と本体のみの出品があり、後者は業者を別途手配することになります。買い替えなら旧洗濯機のリサイクル料金と収集運搬料金が別途かかります(家電リサイクル法の対象品目)。階段搬入・吊り上げ搬入も追加費用です。設置とリサイクルまで含めた総額で比較してください。

📝 まとめ

シャープ ES-G11C(¥176,874/洗濯11kg・乾燥6kg)と日立 ビッグドラム BD-SV120JL(¥159,800/洗濯12kg・乾燥6kg)。本体は日立が約17,000円安く、容量も1kg大きい。にもかかわらず選択が割れるのは、乾燥1回の消費電力量が870Whと1,570Whで約1.8倍違うからです。

この差は31円/kWh換算で1回約22円。毎日乾燥まで回すなら年約8,000円、価格差は約2.1年で逆転します。週2回程度なら回収に7年以上かかり、その場合は日立が総額で有利。「乾燥を毎日使うか」の一点で答えが変わる——これが本記事の結論です。

一方で省エネの代償は時間です。洗濯~乾燥は日立98分に対しシャープ約170分。速さと省エネはトレードオフになっています。加えて日立には風アイロン・温水洗浄・洗剤自動投入があり、装備数では上回ります。シャープは洗い26dB/脱水37dBの静音性が明確な武器です。

最後にひとつ、機能より先に確認すべきことがあります。防水パンの内寸と搬入経路です。その際、カタログの「幅」が本体幅なのかホース込みの外形寸法なのかを必ず見分けてください。本記事の2機種も、本体幅では596mmと600mmでほぼ互角なのに、外形寸法では640mmと620mmに開きます。約80kgの家電が届いてから置けないと分かるのが、この買い物で最も痛い失敗です。メジャーを持つところから始めてください。

📚 参考・出典

※スペックは2026年8月4日時点で各社公式サイト・価格.com・Amazon商品ページに記載のあった内容です。「確認できず」と記した項目は当該ページで見つけられなかったもので、性能が劣ることを意味しません。消費電力量・所要時間・使用水量は各社の標準コース・定格容量における測定値であり、実際の運転条件によって変動します。電気代の試算は目安単価による概算です。ドラム式洗濯機は設置工事と搬入経路の確認が必要な製品です。防水パンの内寸・給水栓の高さ・搬入経路を必ず実測のうえご購入ください。

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