🎒 9月1日は防災の日

防災グッズセットおすすめ12選|点数ではなく中身で選ぶ

「32点セット」の増えた12点は、ポリ袋と軍手かもしれません。価格差を生むのは別の4つです。

¥2,540 〜 ¥23,560 の価格帯から厳選
¥2,540〜の全価格帯1人用/2人用で比較全品Amazon実売価格
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最強マッチ分析チーム
性格診断データに基づく相性分析
📅 最終更新: 2026-07-31

⭐ 結論:迷ったらこのTOP3

外れのない1つを買うなら1位、家族分を人数分そろえるなら2位、定番型番で無難にいくなら3位。置き場所が確保できない住環境の人は、A4サイズの5位EVERSAFEが実質的に唯一の選択肢です。

🥇 1位 ¥4,281
山善 防災リュック 30点セット
まず1つ、外れのないセットを確保したい方
🥈 2位 ¥2,540
山善 防災リュック 20点セット
予算を抑えて家族全員分を人数分そろえたい方
🥉 3位 ¥3,970
アイリスオーヤマ 防災リュックセット 33点
定番の型番で無難に選びたい方

防災セットを買っただけでは、備えは完成しない

水・懐中電灯・手回しラジオ・救急箱・毛布・携帯トイレ・モバイルバッテリーが整理して並べられた防災グッズのイラスト

最初に、多くの人が誤解している点をはっきりさせておきます。市販の防災セットは、ほぼすべてが「背負って逃げるための一次避難用」です。自宅で数日過ごすための備蓄ではありません。

家庭での備蓄は最低3日分、可能なら1週間分が目安とされています。しかし水だけでも1人1日約3リットル必要で、3日分なら1人9リットル、4人家族なら36リットル=36kgです。リュックに入る量ではありません。だから防災セットの中の水と食料は、数時間から半日をしのぐための最小限しか入っていないのです。

正しい形は二段構えです。玄関に置く持ち出し袋としてセットを買い、水と食料は別途ケース単位で自宅に置く。この記事はその前者、持ち出し用セットの選び方を扱います。

そしてもう一つ。「◯◯点セット」の点数は、実用性とほとんど比例しません。20点と68点の差の多くは軍手・ポリ袋・ホイッスルといった単価数十円の小物です。価格差を本当に生んでいるのは別の4つ——寝袋・エアーベッド・多機能ラジオ・大容量水タンク。この記事ではAmazonで実際に販売されている12セットを、この観点で比較しました。価格はすべて2026年7月30日時点の実売価格です。

早見表:12セットを人数と価格で比較

順位ブランド価格タイプ向いている人
1位 山善(YAMAZEN) ¥4,281 1人用・一次避難向け まず1つ、外れのないセットを確保したい方
2位 山善(YAMAZEN) ¥2,540 1人用・一次避難向け 予算を抑えて家族全員分を人数分そろえたい方
3位 アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ¥3,970 1人用・一次避難向け 定番の型番で無難に選びたい方
4位 アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ¥4,018 1人用・避難所滞在も想定 避難所に数日滞在する可能性まで想定したい方
5位 EVERSAFE ¥4,950 A4サイズ・省スペース型 置き場所がない・職場に置きたい方
6位 岸田産業 ¥5,980 車載対応型 車を持っていて、車内にも備えを置きたい方
7位 Kindil ¥9,480 1人用・装備充実型 1つで一通り完結させたい・買い足しが面倒な方
8位 Kindil ¥9,980 1人用・長期保管重視 定期的な入れ替えの手間を減らしたい方
9位 アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ¥11,672 1人用・避難所滞在重視 避難所での睡眠環境まで確保したい方
10位 アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ¥14,307 2人用 2人世帯で、必ず一緒に避難できる方
11位 防災のミカタ ¥15,960 1人用・プレミアム 予算をかけてでも網羅性を優先したい方
12位 防災のミカタ ¥23,560 2人用・プレミアム 予算に余裕があり、2人分を一度に完結させたい方

※価格は2026年7月30日時点のAmazon実売価格です。変動するため購入時にご確認ください。

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人数
価格帯
重視すること
総合1位
1
山善(YAMAZEN)
1人用・一次避難向け
山善(YAMAZEN) 防災リュック 30点セット【防災士監修】一次避難用 給水バッグ 携帯用トイレ 防災グッズ

山善(YAMAZEN) 防災リュック 30点セット【防災士監修】一次避難用 給水バッグ 携帯用トイレ 防災グッズ

¥4,281 2026年7月30日時点
30点セット防災士監修給水バッグ携帯用トイレ国内大手ブランド一次避難用
メリット
  • 山善という国内大手の家電・生活用品メーカー製で、供給と品質のばらつきが小さい
  • 4,000円台で給水バッグと携帯トイレという「後から買い足しにくいもの」が入っている
  • 点数を30に抑えている分、1点あたりの中身が薄まりにくい
デメリット
  • 食料・水は最小限で、これ単体では3日分に届かない(別途備蓄が前提)
  • 1人用なので家族分は人数分の購入が必要
おすすめ: まず1つ、外れのないセットを確保したい方
Amazonで詳細を見る
最安値
2
山善(YAMAZEN)
1人用・一次避難向け
山善(YAMAZEN) 防災リュック 20点セット【防災士監修】一次避難用 給水バッグ 携帯用トイレ 防災グッズ

山善(YAMAZEN) 防災リュック 20点セット【防災士監修】一次避難用 給水バッグ 携帯用トイレ 防災グッズ

¥2,540 2026年7月30日時点
20点セット防災士監修本記事の最安給水バッグ携帯用トイレ一次避難用
メリット
  • 2,540円と本記事で最も安く、「まず玄関に1つ置く」のハードルが最も低い
  • 1位と同じ山善の同シリーズで、点数を絞った下位版。中身の質は据え置き
  • 家族4人分をそろえても1万円程度に収まる
デメリット
  • 20点と内容は最小限。ラジオや寝袋など快適性に関わるものは入らない
  • 食料・水はほぼ入っていないと考えて別途用意する必要がある
おすすめ: 予算を抑えて家族全員分を人数分そろえたい方
Amazonで詳細を見る
定番
3
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
1人用・一次避難向け
アイリスオーヤマ 防災リュックセット 33点 1人用 防災セット 防災グッズ BRS-33

アイリスオーヤマ 防災リュックセット 33点 1人用 防災セット 防災グッズ BRS-33

¥3,970 2026年7月30日時点
33点セット1人用アイリスオーヤマ製4,000円以下一次避難用型番BRS-33
メリット
  • アイリスオーヤマの定番型番で、レビュー母数が多く情報を集めやすい
  • 4,000円を切る価格で33点と、点数あたりの価格は本記事でも良好
  • 全国の量販店でも扱われる品で、中身の補充パーツを見つけやすい
デメリット
  • 点数が多い分、ポリ袋やホイッスルなど単価の低い小物も含まれる
  • エアー枕などの快適装備は上位モデル(4位)に譲る
おすすめ: 定番の型番で無難に選びたい方
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4
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
1人用・避難所滞在も想定
アイリスオーヤマ【防災士監修】エアー枕付きで避難所生活も快適に これ1つで安心 防災リュック 1人用 33点 ブラック

アイリスオーヤマ【防災士監修】エアー枕付きで避難所生活も快適に これ1つで安心 防災リュック 1人用 33点 ブラック

¥4,018 2026年7月30日時点
33点セット防災士監修エアー枕付き1人用ブラック避難所滞在対応
メリット
  • エアー枕が入っており、避難所での睡眠環境まで想定されている
  • 3位とほぼ同価格で、快適装備が1点多い
  • 黒基調で見た目が主張せず、玄関に置いても違和感が少ない
デメリット
  • エアー枕は使わない人には不要な1点
  • 3位との違いが小さく、在庫と価格次第では判断に迷う
おすすめ: 避難所に数日滞在する可能性まで想定したい方
Amazonで詳細を見る
省スペースNo.1
5
EVERSAFE
A4サイズ・省スペース型
EVERSAFE 29点 A4防災セット 1人用 A4ボックス コンパクト 防災グッズ A4TN

EVERSAFE 29点 A4防災セット 1人用 A4ボックス コンパクト 防災グッズ A4TN

¥4,950 2026年7月30日時点
29点セットA4ボックス収納省スペース1人用デスク下・棚に収納可コンパクト
メリット
  • A4サイズの箱型で、本棚やデスク下、クローゼットの隙間に収まる
  • リュック型が置き場所に困る住環境(ワンルーム・オフィス)で現実的
  • 職場に置く防災セットとして違和感なく設置できる
デメリット
  • 箱型のため、背負って避難する用途にはリュック型が勝る
  • 収納性を優先した分、容量そのものは大きくない
おすすめ: 置き場所がない・職場に置きたい方
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車載向け
6
岸田産業
車載対応型
岸田産業 防災グッズ 1人用【車載対応】防災セット 10-450N トイレ 食料 水 食品

岸田産業 防災グッズ 1人用【車載対応】防災セット 10-450N トイレ 食料 水 食品

¥5,980 2026年7月30日時点
車載対応1人用簡易トイレ食料・水入り型番10-450Nコンパクト収納
メリット
  • 車載を前提に設計されており、トランクに常備する用途に向く
  • 食料と水が最初から入っているセットで、買い足しの手間が減る
  • 車中泊避難や帰宅困難時に、車が備蓄拠点になる
デメリット
  • 夏の車内は高温になるため、食料・電池の劣化が早い(定期点検が必須)
  • 5,980円と1人用としては中価格帯
おすすめ: 車を持っていて、車内にも備えを置きたい方
Amazonで詳細を見る
装備充実
7
Kindil
1人用・装備充実型
Kindil 防災リュック【防災士監修】防災グッズ セット 災害グッズ 1人用 寝袋 大容量水タンク ラジオ

Kindil 防災リュック【防災士監修】防災グッズ セット 災害グッズ 1人用 寝袋 大容量水タンク ラジオ

¥9,480 2026年7月30日時点
防災士監修寝袋付き大容量水タンク多機能ラジオ1人用災害用バッグ
メリット
  • 寝袋・水タンク・ラジオという「後から買うと高くつく3点」が最初から入る
  • 1万円以下で装備の充実度は本記事の上位クラス
  • 水タンクがあると給水所からの運搬が現実的になる
デメリット
  • 9,480円と、1人用としては価格が上がる
  • 装備が多い分リュックが重くなり、徒歩避難の負担が増える
おすすめ: 1つで一通り完結させたい・買い足しが面倒な方
Amazonで詳細を見る
8
Kindil
1人用・長期保管重視
Kindil 防災グッズ 32点セット【防災士監修×全品長期保管可能】防災バッグ 1人用 簡易トイレ 懐中電灯 高輝度 保存食

Kindil 防災グッズ 32点セット【防災士監修×全品長期保管可能】防災バッグ 1人用 簡易トイレ 懐中電灯 高輝度 保存食

¥9,980 2026年7月30日時点
32点セット防災士監修全品長期保管可能簡易トイレ高輝度懐中電灯保存食入り
メリット
  • 「全品長期保管可能」をうたっており、点検・入れ替えの手間が減る
  • 保存食が最初から入っていて、買い足しの抜けが起きにくい
  • 懐中電灯が高輝度タイプで、停電時の実用性が高い
デメリット
  • 1万円弱と1人用では高価格帯
  • 長期保管可能でも、消費期限そのものが無くなるわけではない
おすすめ: 定期的な入れ替えの手間を減らしたい方
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避難所快適No.1
9
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
1人用・避難所滞在重視
アイリスオーヤマ【防災士監修】防災グッズ 防災リュック 1人用 31点 エアーベッド・エアー枕付き

アイリスオーヤマ【防災士監修】防災グッズ 防災リュック 1人用 31点 エアーベッド・エアー枕付き

¥11,672 2026年7月30日時点
31点セット防災士監修エアーベッド付きエアー枕付き1人用避難所生活対応
メリット
  • エアーベッドが入っており、体育館の床で寝る負担を大きく減らせる
  • 避難が数日に及ぶ想定なら、この1点の価値は価格差以上
  • アイリスオーヤマ製で入手性と情報量が安定している
デメリット
  • 11,672円と1人用では高価格。家族分では負担が大きい
  • エアーベッド分かさばり、リュックが大きく重くなる
おすすめ: 避難所での睡眠環境まで確保したい方
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2人用
10
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
2人用
アイリスオーヤマ【防災士監修】防災グッズ 防災リュック 2人用 42点 エアーベッド・エアー枕付き

アイリスオーヤマ【防災士監修】防災グッズ 防災リュック 2人用 42点 エアーベッド・エアー枕付き

¥14,307 2026年7月30日時点
42点セット2人用防災士監修エアーベッド付きエアー枕付き避難所生活対応
メリット
  • 2人分がまとまっており、1人用を2つ買うより安く済むことが多い
  • 夫婦・カップル世帯にとって管理する箱が1つで済む
  • エアーベッド付きで避難所滞在まで想定
デメリット
  • 1つのリュックに2人分が入るため重く、1人で背負うのは現実的でない
  • 別行動になったとき片方が何も持てないリスクがある
おすすめ: 2人世帯で、必ず一緒に避難できる方
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点数最多クラス
11
防災のミカタ
1人用・プレミアム
防災のミカタ 防災グッズ セット リュック 1人用 45点 赤 非常用リュック【日本防災ブランド】大容量リュック

防災のミカタ 防災グッズ セット リュック 1人用 45点 赤 非常用リュック【日本防災ブランド】大容量リュック

¥15,960 2026年7月30日時点
45点セット1人用日本防災ブランド大容量リュック赤で視認性が高い非常用リュック
メリット
  • 45点と1人用では最多クラスで、細かい備えまで網羅されている
  • 赤色で暗所や瓦礫の中でも視認しやすい
  • 防災専業ブランドで、中身の選定に一貫した思想がある
デメリット
  • 15,960円と高額。同じ予算なら安いセット+自分で買い足す選択もある
  • 赤は目立つ反面、インテリアに馴染ませたい人には合わない
おすすめ: 予算をかけてでも網羅性を優先したい方
Amazonで詳細を見る
最上位
12
防災のミカタ
2人用・プレミアム
防災のミカタ 防災グッズ セット リュック 2人用 68点 赤 非常用リュック【日本防災ブランド】大容量リュック

防災のミカタ 防災グッズ セット リュック 2人用 68点 赤 非常用リュック【日本防災ブランド】大容量リュック

¥23,560 2026年7月30日時点
68点セット2人用日本防災ブランド大容量リュック赤で視認性が高い最上位セット
メリット
  • 68点は本記事で最多。2人分の備えを一度に完結できる
  • 防災専業ブランドの最上位構成で、選定の網羅性が高い
  • 買い足しを考えなくていい分、点検の手間も減る
デメリット
  • 23,560円と本記事の最高価格
  • 2人分が1つにまとまるため非常に重く、徒歩避難では現実的でない場面がある
おすすめ: 予算に余裕があり、2人分を一度に完結させたい方
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防災セットの選び方

🎒 まず「持ち出し用」か「自宅備蓄用」かを分ける

防災の備えは性格の違う2つに分かれます。ひとつは地震発生直後に背負って逃げる一次避難用。もうひとつは自宅で数日過ごすための在宅避難用の備蓄です。市販の防災セットはほぼすべて前者で、背負える重量に収めるため食料と水は最小限しか入っていません。ここを理解しないまま「セットを買ったから備蓄完了」と考えるのが最も多い失敗です。セットは玄関に置く持ち出し袋として買い、水と食料は別途ケース単位で自宅に置く。この二段構えが基本形です。

🔢 点数ではなく「高単価アイテム」で比較する

20点セットと68点セットの差は、多くが軍手・ポリ袋・ホイッスル・絆創膏といった単価数十円の小物です。価格差を実際に生んでいるのは、寝袋・エアーベッド・多機能ラジオ・大容量水タンクといった単価の高い装備の有無。セットを比較するときは「何点か」ではなく「この4つが入っているか」を見てください。入っていない安価なセットを買い、必要なものだけ自分で足す方が総額が安くなることもあります。

👥 1人用を人数分そろえるのが原則

2人用セットは割安に見えますが、1つのリュックに2人分が入るため非常に重く、階段や瓦礫の上を背負って移動するのは現実的ではありません。加えて、地震が家族全員の在宅時に起きるとは限らない以上、1人1つずつ持っている方が安全です。2人用が合理的なのは、必ず一緒に避難できる前提が置ける世帯か、車のトランクに常備する場合。子どもの分は体格に合わせて中身を減らし、自分で背負える重さにしてください。

🏠 置き場所から逆算する

どれだけ良いセットでも、押し入れの奥にあると持ち出せません。玄関や寝室のすぐ手の届く場所に置けるサイズを選んでください。リュック型の置き場所が確保できない住環境なら、A4サイズの箱型(5位のEVERSAFE)が現実的な選択肢になります。本棚やデスク下に収まり、職場に置く用途にも向きます。「理想的な装備を押し入れの奥に」より「そこそこの装備を玄関に」の方が確実に役に立ちます。

🔁 点検のしやすさも選定基準に入れる

防災セットには食料・水・乾電池・簡易トイレの凝固剤など、期限のあるものが含まれます。買って終わりにせず、年1回は中身を確認する必要があります。「全品長期保管可能」をうたう製品(8位のKindil)は、この点検頻度を下げられる点で価値があります。逆に車載用は夏の車内が高温になるため劣化が早く、点検頻度を上げなければなりません。買う前に「自分は本当に年1回開けるか」を考え、開けない自信があるなら長期保管型を選ぶ方が実態に合います。

よくある質問

防災グッズは何日分そろえればいいですか? +
行政の備蓄の考え方では、家庭での備蓄は最低3日分、可能であれば1週間分が目安とされています。大規模災害では支援物資の到着に時間がかかるためです。ただしここで注意したいのは、この「3日〜1週間分」は主に自宅で過ごす在宅避難のための備蓄量だという点です。市販の防災セットのほとんどは、避難所へ持ち出す一次避難用として設計されており、背負って歩ける重量に収める必要から食料と水は最小限しか入っていません。セットを買ったら備蓄が完了、ではなく「持ち出し用のセット」+「自宅に置く備蓄」の二段構えで考えてください。
「◯◯点セット」の点数が多いほど良いのですか? +
点数と実用性は比例しません。20点のセットと68点のセットを比べると、増えている分にはポリ袋、軍手、ホイッスル、絆創膏、綿棒といった単価が数十円のものが多く含まれます。これらは重要な備えではありますが、点数を稼ぎやすい項目でもあります。本当に価格差を生むのは、寝袋・エアーベッド・多機能ラジオ・大容量水タンクといった単価の高い装備です。選ぶときは点数ではなく、この高単価アイテムが入っているかどうかで比較してください。点数の少ない安価なセットを買って、必要な高単価品を自分で足す方が安く済むケースもあります。
「防災士監修」と書いてあれば安心ですか? +
参考にはなりますが、品質を保証する規格ではありません。防災士は特定非営利活動法人日本防災士機構による民間資格で、国家資格ではなく、また「監修」の関与度合いに決まった基準もありません。中身の選定に専門家の視点が入っているという意味では、何もないよりは判断材料になります。ただし表示の有無だけで選ばず、実際に何が入っているかの一覧を必ず確認してください。本記事に掲載した製品の多くがこの表示を持っていますが、順位付けの主な根拠は中身の構成と価格のバランスに置いています。
水はセットに入っている分で足りますか? +
まったく足りません。人が1日に必要とする水は飲料と調理を合わせて1人あたり約3リットルとされ、3日分なら1人9リットル、4人家族で36リットルになります。これは重量にして36kgで、リュックに入る量ではありません。市販の防災セットに入っている水は、避難時に数時間から半日をしのぐための最小限と考えてください。実際の備えとしては、自宅に長期保存水をケース単位で置いておくのが基本です。そのうえでセット付属の給水バッグや水タンクは、給水所から水を運ぶために使う道具として重要になります。
家族分は1人用を人数分買うべきですか、2人用を買うべきですか? +
原則は1人用を人数分です。理由は2つあります。ひとつは重量で、2人用セットは1つのリュックに2人分が入るため非常に重く、実際に背負って階段や瓦礫を移動するのは困難です。もうひとつは別行動のリスクで、地震は家族が全員在宅しているときに起きるとは限りません。1人1つずつ持っていれば、誰がどこにいても最低限の装備が確保できます。2人用が有効なのは、必ず一緒に避難できる前提が置ける場合や、車載用として置く場合です。なお子どもの分は、体格に合わせて中身を減らして軽くしてください。
買ったあと放置していても大丈夫ですか? +
定期点検が必要です。防災セットには食料・飲料水・乾電池・簡易トイレの凝固剤など、期限のあるものが含まれます。目安として年1回、防災の日(9月1日)や年度替わりなど日付を決めて中身を確認してください。特に乾電池は液漏れすると同梱品を傷めるため、機器から抜いて別に保管するのが安全です。車載セットは夏の車内が高温になるため、劣化が早く点検の頻度を上げる必要があります。「買って安心」が一番危険で、いざというときに食料の期限が5年切れていた、という事態は珍しくありません。

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まとめ

防災セット選びで最初に理解すべきは、市販セットのほぼすべてが「背負って逃げる一次避難用」であって、自宅で数日過ごすための備蓄ではないという点です。セットを買っただけでは備えは完成しません。玄関に置く持ち出し袋としてセットを買い、水と食料は別途ケース単位で自宅に置く——この二段構えが基本形です。そのうえで迷ったら1位の山善30点(¥4,281)。国内大手メーカー製で品質のばらつきが小さく、給水バッグと携帯トイレという後から買い足しにくいものが入っています。家族全員分を人数分そろえるなら2位の山善20点(¥2,540)で総額を抑えるのが現実的。避難所に数日滞在する可能性まで見るなら、エアーベッド付きの9位アイリスオーヤマ31点(¥11,672)。置き場所がない、あるいは職場に置きたいなら、A4サイズの5位EVERSAFE(¥4,950)が唯一の解になります。

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📚 参考・出典

※本記事は市販の防災セットの構成と価格を比較したものです。実際に必要な備えは住環境・世帯構成・お住まいの地域の想定災害によって変わります。お住まいの自治体が公開しているハザードマップと備蓄の案内を必ずあわせてご確認ください。

公開日: 2026年7月31日 | 更新日: 2026年7月31日

分析: SAiKYO出版 最強マッチ分析チーム

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